2009.3. Time Machine Festival

ネコ・パブリッシング社のタイムマシーンフェスティバルに行ってきました。
当日は、大雨でしたが、色々とイベント盛りだくさんでした。


いきなりですが、今回の目玉。レクサスの試乗会です。
レクサスの試乗に前もって申し込んだところ、ISFのプロドライバー運転による本コースでの同乗、
ショートコースで好きな車を好きなだけ(雨のために急遽変更されました)乗れる体験試乗の両方にあたり、夫婦で堪能してきました。


はいご存じレクサスマーク。当日はかなりの社員がかり出されていた模様です。
レクサスブランドについては、僕は肯定的でも否定的でもどちらでもありません。
IS-Fのみ高速道路で試乗したことがありましたが、乗り心地重視の足のセッティングに、高出力なエンジン、
安楽性重視のよくできたオートマミッション、というイメージでした。
かりかりにタイムを目指すくるまでは無いと断言できます。


しかし、一方、ISFのFが富士スピードウェイのFだという話です。どっちなんでしょう?
というわけで、どれぐらい走るのか楽しみです!


プロドライバーの同乗試乗です。このように4台連なって、大雨のなか四人乗車で走ります。
この、ISFはレクサス持ち込みなのですが、、、どうみても車高がいつものやつより低いです。
これって特別にセッティングしてあるのでは?


どのドライバーも全員超がつく有名な方でした。(現役でGTで走っている方など)
さすがにレクサスブランドと思った瞬間です。


ご存じと思いますが、IS-Fは5000cc V8 423馬力、766万円と、GT-Rやケイマンと同じ価格帯です。


さて、肝心の試乗ですが、ビデオにおさめてきました。

AVIファイルのダウンロードはこちらからどうぞ(40MB)

MOVファイルのダウンロードはこちらからどうぞ(32MB)

ちなみに、ほとんど休憩もなしでプロの運転で20分程度走り続けていました。
こんなこと出来るクルマはポルシェぐらいでしたから、結構耐久性もあるようです。
あるいは雨が幸いしたのでしょうか?

ストレートエンドは晴天時にはメーター読みで240kmだそうですが、今回は1周の試乗(雨で短縮された)なので、
最高速は不明です。ただしリミッターはしっかり切ってありました。

まず、同乗試乗では大雨+四人乗車ということもあり、裏側のセクションではリヤが出まくりでした。
動画でも分かりますが、テールが出る>電子制御が入る>ドライバーが修正、の繰り返しです。
以前、ケイマンで走った時にはぴったりと張り付くように安定して高速コーナリングしていたのとエライ違いです。
それでも、結果的には相当のペースで走りぬけてくれました。電子制御のレベルが高く、足のセッティングの許容範囲が広いのと、
圧倒的にプロがドライブしているので、通過速度が場所によっては僕の転がすケイマンの1.5倍くらい。
加速時の馬力はかなり鋭く四人乗車でもぐんぐん引っ張っていきます。さすが5000ccですね。
ブレーキ性能も従来の日本車と比べると段違いです。ただし、ポルシェ(素のケイマンですら)には負けますが。
また、「ここは2700ccのケイマンの方が速いな」という場所も何カ所かありました。
プロの運転ですが、苦しそうな場面も結構ありますね。

やはりIS-Fはサーキットでタイムを追求するクルマでは無いようです。2ペダルMTを採用せずATであることからも明らかですね。
但し、公道(峠道)を楽しく走ったり、サーキットをそれなりのペースで流したり、色々出来るクルマ、という意味で新たなカテゴリーで楽しめそうです。
公道では絶対的に広い安全マージンが要求されますが、レクサス全体に(後の体験試乗でも分かるとおり)、全てにマージンが広くとってあり、
下手にサーキット仕様のようにふりすぎて公道で使いづらいスポーツカーよりも、公道では楽しめそうな気がしました。

ちなみに、裏のダンロップコーナーの直前ではメーター読みで200km弱ですので、パワーはそれなりにはあるようです。
ただ、
晴れていてもストレートエンドでメーター読みで240kmだそうです。あれ?自分のケイマンで自分の運転でも220kmでてます。
ケイマン2700ccとIS-F5000cc、ポルシェ公称245馬力とトヨタ公称423馬力。20kmしか差がないのはなんか変ですね。
やっぱり公称馬力が出ているのはポルシェぐらい、というのは本当なのでしょう。

ところで、今回の試乗、悪条件で電子デバイスが作動しまくっていました。
今回の試乗の主旨から、デバイスは全くオフにせず、デバイスを使いながら走る、といった感じです。
デバイスは非常に良くできていて、テールが出てからグリップを回復させたり、オーバースピードでテールがでてから、弱アンダーに戻したりする際に
色々複雑にかつ高度に制御しているようでした。詳細は不明ですが、最近のデバイスって乗ると面白いですね。
LSDは効きがあまり良くないように思いました。

実は以前の高速道路の試乗経験から、IS-Fをなめていました。エンジンパワーだけあって、足回りが乗り心地重視で、
コンセプトが不明瞭だと。そのように思われている方もおおいでしょう。今回の試乗では、むしろわりと力がうまく抜けていて、いいクルマのようにも思いました。
つまり、対抗が、このセグメントではM3でもいいのですが、あちらはBMWの「スポーツカーらしさ」が若干鼻につくのですが、
IS-Fは素直にまず自動車なのが好感が持てます。このセグメントは公道ユースがほとんどでサーキットに持ち込む人はほとんどいないはずです。

限界性能自体は残念ながらケイマンの方が高いように思いました。車体が軽い+ミッドシップで、ケイマンに優位性があります。
ケイマンの優れたバランスを再認識しつつ、車両が重くて年齢層の高いセグメントではIS-Fは十分楽しいクルマだと言えます。
エンジンパワーはIS-Fの方があるので、どちらがタイムが出るかは、サーキットコースによると思いますが。
個人的には、もう少しサーキットに近いセッティングでも僕は構いませんが。


文字ばっかりになってしまったので、レクサスのクルマをご紹介。LS600hL。1350万円だそうで、
後部座席はDVDとマッサージ付き。


ハリアーじゃないですよ。RXです。


ソアラじゃないですよ。SCです。


そして、当日は自分で運転する試乗もありました。ショートコースでプロドライバー二周先導して下さいます。
一周目を車間距離ぴったり3台分でくっついていくと、二周目はペースを相当あげてもらえるというおまけつきです。


一台目は、GS450H。ハイブリッドで300馬力です。


エンジンかけてもエンジン音がしないのが最初戸惑ってしまいました。

試乗の感想ですが、、意外によく走ります。雨の中、ペースを上げると、テールが簡単に出て、すぐに電子制御が入ります。
300馬力、29.5kmトルク、とカタログスペックはそこそこです。GS460よりも劣りますが、モーターのアシストで、アクセルを床まで踏んだときの
瞬間的なトルク感がむしろあるようです(当然ハイパワーモードで試乗しました)。
タイトなコーナーではテールが振り出されそうに一瞬なった瞬間に、トラクションがカットされ、姿勢制御が行われます。
アクセルはベタ踏みで出力はカットされ続けますが、適度な電子制御で安定しながらうまくコーナーをクリアします。
ここでも電子制御のレベルの高さを感じました。
ちなみに、トヨタブランドに比べてブレーキはそれなりにききますが、ハンドリングはややかったるいです。
極度に「スポーツカー的」なものを期待すると少し裏切られます。

今回みたいな乗り方には本来適さないクルマですが、ハイブリッドの恩恵がありながら、
峠道もそれなりに走れる、ということで、これからのハイパワー車の一つの方向性は
呈示されているようです。すこし価格が高すぎる(IS-Fに近い)と思いますが、これは仕方が無いですね。


二台目は当然IS-Fを選択。


ショートコースとはいえ雨の中、全開にしてみました。


先導の方が理想のラインを教えて下さるので、安心して全開に出来ます。

僕の運転でも、IS-Fの方がさすがにテールはしょっちゅうでます。テールが出る瞬間に、電子制御が介入して、極端に出力を絞ります。
アクセル床まで踏み続けても、クルマが拒絶します。姿勢自体は非常に安全に制御されていて、最も安全なラインでコーナーをクリアしていきます。
電子制御中にも、ユーザーを怖がらせずに、ハンドルが効く状態を維持し続けます。
ブレーキは車重(1700kg)を考えるとよく効きますが、ポルシェとはやっぱり比較になりません。
おそらく同様のコースを335iあたりで走らせた時に、ここまで走らないような気がします。
電子制御ももっと極端に制御が行われ、走れたものではない可能性が高いと思います。
あるいが強引に無理して走らせれば、スピンすることもあるんじゃないでしょうか。

IS-F、正直、なめていましたが、これなら雨の高速でも安心して200kmでクルーズできるかな、という感じです(出しませんが)。


・・・だそうです。IS-Fは踏めばそれなりに音がしますし(演出でしょう)、ハイパワーで簡単にテールが出るクルマが、
世界最高レベルの安全なのかどうか、僕にはよく分かりません。ある意味マーチでゆっくり走る方がよっぽど安全でしょう(厳然たる事実)。
但し、顧客がパワーを求めたときにどのように応えるか。その点において、レクサスはうまくやっているなぁ、と今回思いました。
トヨタや日産のハイパワーな車(スカイラインあたり)よりはよっぽどよく出来ていますし、
ドイツ車では同じ価格帯ではここまで走りません。335iのクーペにオプション付けると、IS-Fと同程度ですから。
今回の試乗会でレクサスの株は上がりました。IS350versionLの318馬力あたりはバーゲンプライスと言えるでしょう。
もちろん、スピードだけではランエボ・STIが勝ちますが、世の中、サーキット走行をしたい人ばかりではありません。

今回は結構、レクサスのクルマ実際に乗ってるお客さんも来てました。
ショートサーキットでプロドライバーに引っ張られても、全くついていけないぐらいの運転技術の人達が大半でした。
ついていけても車間を一定に保てません。(それをみてドライバーはペースを落とすのですが)
必ずしもサーキットを走りたい人がレクサスの客層で無いのはよく分かりました。

おそらく、ISF実際に買う人は、高速道路で直線飛ばしてパワー感にお金払いたいのでしょう。
とにかく、レクサスブランドの目指している方向性はややアンバランスで見えない点があると思いますが、
今購入しているお客さんもコンセプトがはっきり見えている方は少ないのでしょう。
それでも、結果出ているクルマの安全性能・動力性能のレベルはそれなりに高いですし、
下手に力の入りすぎたドイツ車のスポーツモデルよりも好感が持てる、というのは分かるところです。
走るのは公道なのですから。わざわざIS-Fというハイエンドのコンセプトをサーキットにもっていくるのはイメージ戦略なのでしょうね。


どのレクサスを選んでも、ケイマンの方が圧倒的に運転は面白いですし、限界も高いです。パッシブセーフティも高いので、
ポルシェを買わずに、レクサスを買う理由は、あまり無いと思いますが・・・。


ところで・・・・おお!本物だ。これが本当の「スポーツカー」ですね。


スモークフィルムに負けずに車内を盗撮してきました。格好よすぎ!


ガソリンはここからクイックチャージでしょうか。


フロントブレーキ。ホイールはマグネシウムですか?


どうみても車検には通りません。


ドライカーボン、ですね。


リヤ周り。このカッティングシートの柄だけはイマイチですね。

さて、ここでレクサスはおしまいです。


当日は昔のレーシングカーや市販車がサーキットランしていました。ピットで間近にクルマを見ることができます。


もう、これだけで楽しいですね。


このオバフェン!時代を感じます。


レーシングカーの中身も見放題です。凄い作りですね。


そして今回はZのイベントdayでもありました。


一体、何台の車がパレードランしていたのでしょうか。このせいで進行が遅れていましたね。


昔から順番にならべてありました。


なかなかのコンディションです。動体保存されているんでしょうか。


色合いはイマイチですね。


こういうのも好きです。


みているだけ楽しいです♪ライトはどこへ?


こっちはライトだらけ。


こんなのありましたっけ?

というわけで一日堪能してきました。是非、来年も参加したいですね。晴れたFSWでIS-Fに
また全開にして貰います。LF-Aだったらもっと最高!、ですね。

 


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