2009.3. サーキット初走行
やっぱり偉そうにHPを構えているわりに、サーキット未体験も何だろう、と思ったので(少しだけ走ったことは実はありましたが)、
「走るならここ!」とひそかに思っていた、富士スピードウェイ(FSW)のライセンスを取得してスポーツ走行NS-4で一本走ってきました。
サーキット走るなら、、というわけでいつにもまして頑丈に車載カメラを固定しておきました。
はーい。よい子なので19インチで走るなどという無謀はせず、しっかり純正17インチに履き替えています。
やっぱりドレスアップ車両に17インチは似合わないですね。

それにしてもやたらにいい天気・・。
こちらのセンターで9時までに手続きをすませ、「10時から講習です」と。
富士は1階がピット、2階が講習・休憩場などのスペース、3階は・・忘れました。
あれ?何故か表彰状のあるところに出てしまいました。そう、、講習会場に行こうとして道に迷ってしまいました。
おお、マーシャルカーっていうんでしょうか。クラウンですね!
なーと。日産GTRもあるじゃないですか!
富士ってトヨタの持ち物じゃ、と思ったら、IS-Fもありました。わかりにくいですが、マジョーラカラーです。
もう一台。IS-F。

これは、、ブレード?
無事に2時間30分の坐学を終えて、ライセンスを頂きました。平日なのでガラガラ。そりゃそうだ。
必要なのは高い受講料、印鑑、写真、運転免許証、のみ!
わーい。2輪もカートも走れるんですね。血液型のRh+って聞かれましたが、Rh-の輸血製剤も用意してくれるってこと?
さて、走るぞ!走行券を6300円で購入します。

ちなみに、こちらはS-4というもっと速いクラス。
タイヤは冷間の-0.3ぐらいに合わせました。
ドライビングシューズが無いのでスニーカーで代用。
ヘルメットは持参です。

グローブも。手首がもっと隠れた方がいいですね。

牽引フックはフロントバンパーにつけてみました。

コントロールセンターに並んで、あとは走るだけ!

ちなみにケイマンだとストレートエンドで220kmほど出ました。
素人は遅いのでどんどん抜かして貰います。それが一番安全です♪

タイヤは30分の走行でドロドロになってました。公道ではなかなかこうはならないですね。
では、インプレッション。
果たしてレーシングカーも作っているポルシェがミッドシップスポーツとしてエントリーモデルに位置させていえるケイマンが、
サーキットではどのように走るのか?
僕の腕を差し引いて、冷静にケイマンの性能についてだけ述べます。
まず、ミッドシップ故に旋回性は確かに高いようです。Rの大きいコーナーでひたすら加速していっても、
路面にはりつくようにして、自分を中心にしてクルマが曲がっていきます。Rの小さいシケインでも同様で、
2速ではクルッとクルマが曲がるように曲がります。さすがMRですね。
純正17インチ+コンチのスポコン2の組み合わせで走りましたが、タイヤが鳴き始めるあたりで止めておけば、
スピンしそうになることも急な挙動も全くありません。
急な操作をしなければ「ミッドシップは危険」というのはケイマンには当てはまらないのかもしれません。
ハンドリングも正確で、インフォメーションもそれなりに豊富ですし本当に楽しく走れます。
公道でもサーキットでも楽しめるケイマンのバランスの良さを強く感じました。
ブレーキですが、非常によく効きます。ケイマンの純正パッドでさえ。今回は220kmまでストレートで加速して、
安全のために残り250mのサインでABSを作動させながら全制動しましたが、
正直1コーナーのかなり手前で止まってしまいそうになりました。たぶん、200m奥ぐらいまでは余裕だと思います。
これを30分の走行枠で5分の休憩(止まってました)のみで繰り返していましたが、まったくタッチの変化はありませんでした。
驚くべき事ですね。ノーマル車両、ノーマルパッドでここまで走れるとは。さすがポルシェです。
30分の走行枠でも、水温は真ん中(80度)でずっと一定で、ぴくりとも動きません。
これも驚くべきことです。気温が15度程度で条件が良かったせいもあるのでしょうが。
30分ぐらいであれば全開走行続けても、ケイマンの冷却系はしっかりとエンジンを冷やし続けます。
すぐに120度を超えてしまう国産(セリカなんて高速道路をぶっ飛ばし続けただけでオーバーヒートしかけました)とは大きく違うかもしれません。
加速については2700ccですのでそれなりです。FISCOのストレートで220kmまでは出ます。
ただし、135i(チューンドで軽く300馬力オーバー)あたりにはばんばんおいていかれます。
ボクスターやS2000あたりとは同じくらいでしょうか。
ロールバーの入ったビッツはストレートでは追い越しましたが、その後あっというまに抜かされました。
これは、コーナリング速度が素人の僕とは桁違いでしたし、腕の違いですね。
コーナーをつなぐ間の加速については、正直、もう少しあれば・・、と思うこともありましたが、これはFISCOだからでしょう。
普通のミニサーキットでケイマンの250馬力がアンダーパワーだと感じる瞬間は少ないのではないでしょうか。
いずれにしても、十分楽しめます。この程度のエンジンだと、FISCOでは、上手い人が乗ると全開率が80%近くになるそうです。
そこまで踏めたら楽しいですね。
そして肝心の電子デバイス。ABSについては非常に信頼性が高くキックバックだけやたら大げさな国産車とはえらい違いです。
最小の距離でとまっているのが僕にも伝わってきますので、おもう存分信頼して作動できます。制動距離が短いのは先ほど書いたとおりです。
本当は作動させない方が、という話もありますが、素人が最初に走るなら、ABSを使うのもありでしょう。
PSMについては作動させないように走らせたつもりですが、シケインで2回ほど不用意に作動させました。
制御の詳細はポルシェも明らかにしていませんのでわかりません。ただ結果として、オーバースピードの進入だったので、
少しブレーキングしてグリップを回復したあと、弱アンダーになって、想像ラインから少しオーバーに膨らんだコースを走ることになりました。
周りの車にも迷惑をかけることなくシケインを脱出できたのですから、結果としては良かったのでしょう。
もし、PSMが無かったらシケインでスピンしていたでしょう。
公道でのPSMの意義は少し違うと思います。おそらく僕のような未熟者がMRを運転するときの最大の危険は、
交差点あるいは小さなRのコーナーで減速・ハンドルを切る>通過>ハンドルを戻しきらない状態でアクセルを一気に踏む>一気にグリップを失いスピンといったストーリーでしょう。
PSMが付いている状態では、弱アンダーになって、これは回避可能だと思います。
実際に乗っていて、わざと作動させてこれは確認しました。この通りになります。アクセルターンはPSMが拒絶します。
次にある可能性。峠でオーバースピードで入ってって、スピンモードに入ったとき。
理想は4WDでしょうが、MRですので、どうするのでしょうか。詳細は僕には分かりません。
ただ、ポルシェジャパンの方に受けている説明や資料を見る限りでは、
余計なアクセル操作をカットして、姿勢制御を行い(おそらくこれが肝でしょう)、
結果として弱アンダーの状態でコーナーをクリアしようとする。
もし峠が狭ければ、ガードレールのお世話になるかもしれません。スピンした方が車両の損傷が少ないこともあるかもしれません。
ただ、本当に急な、グリップを失うところからの絶望的なスピンモードの間に猶予を作ってくれるのは間違いありません。
僕は非常に良く出来たシステムだと思います。
さらに、すぐれているのは、スポーツ走行をしても、「たった2回しか」作動しなかったことです。
タイヤが鳴き続けるような場面や急な切り返しでも、PSMは作動しません。
サーキットでPSMを切るべきかどうか。僕に正解は分かりません。ただ、公道ではPSMは切らないほうがいいのは間違いないでしょう。
この手の制御はどんな車にもついています。カタログにも書いてありますね。
おそらくトヨタもポルシェも変わらないでしょう。
ただ「スポーツ走行をじゃましない」という点に非常に美点を感じました。その点はほかの車はどうなのでしょうか。
他にもポルシェの車両には多くの電子制御がされていることが容易に想像が付きます。
バルブ全てに予備電流ながして球切れチェックしているような車ですし。
F1もGTも電子制御の力が大きいとしばしば聞きます。毎年そこらへんのルールが改定されているようですが。
というわけで、ケイマンは非常に安全にサーキットも公道も楽しめる車です。
「このクルマなら信頼できる」「このクルマなら身を任せられる」と後半では思うようになりました。
今までには無かった感覚ですね。限界もかなり高いようです。
2700ccモデルでは、登りのターンパイクの最後の勾配のきつい区間ではいくら全開にし続けても、グリップを失うことはありません。
アクセルベタ踏みで全てのコーナーをクリアできます。下りはブレーキングは必要になりますが。
タイヤは間違いなく17インチがベストです。よっぽどセッティングに自信がない限り、下手な車高調も要らないと思います。
いかがでしょうか。これが僕がケイマンをサーキットではじめて走らせた素直な印象です。

ちなみにレクサスの謎の施設もありました(詳細は後ほど)。
サーキットは帰りの運転がつらいです!帰るまでが遠足です。気をつけて帰りましょう♪