emergent call record
事件記録簿 / Jichi Med Univ(JAPAN)
多重衝突inUSA
現場 アメリカ テキサス 高速道路
時間 2015年 14:00
アメリカ テキサスで、出張帰りに、レンタカーで高速道路を走っていた。
僕は真ん中レーン。車の流れは早く130kmをこえてるが、とにかく車間距離が短い。
左車線(アメリカでは追い越し車線)で、巨大なトレーラーベッドのうしろで、
車間を見誤ったセダンが急減速するが、どうみても間に合わない。
セダンはトレーラーに突っ込みスピンをはじめる。
外れたフロントバンパーがまんなかに、フロントタイヤは転がってくる。
ここで僕は瞬時に考えた。「どっちにハンドルを切るべきか!?」
事故を起こせば、アメリカで本当に大変なことに。。
考える
僕はバンパー、タイヤ、どれをよけるべきか。どうすべきか。
考える。。。
考える。。。。といってもミリ秒での出来事。
ハンドルを急に切れば僕の車の挙動もあやしくなる。
急なブレーキは追突される可能性が高い。
タイヤはぶつかると相当な衝撃があるはずだ。
フロントバンパーは大きくみえるが、実際はペラペラのプラスチックで実害はないはず。
よし。
フロントバンパーの方にいこう!。と決めた。
僕はフロントバンパーのほうにむかった。バンパーは軽く、風圧で舞い上がった。
タイヤはよけられた。衝突車両は映画のワンシーンのように左の車線をおおきくふさいだ。
僕は事故車両を無傷で追い越すことができた。
ドアミラーをみると、そこには、多重衝突する車両がみえた。
一部の車両は、映画のように舞い上がっていた。
これは、実話。
僕が事故で、死にかけたのは、この一件だけ。
邦題「ワイルドスピード」より
まさに映画のワンシーンだ。
アメリカ特有の運転マナーや、道路舗装の悪さも相当あったろう。
あとで、この事故のことを調べたが、アメリカローカルな事でみつけられなかった。
事故車両は相当な台数だったし、死傷者が出てないはずはない。
車両の流れがはやいため、僕は、非常停止せずに事故現場をはなれた。
ある程度英語は話せても、外国人であり、
現地にもどってもできることはほとんどないと思ったし、二次被害のリスクが明らかに高すぎた。
説教臭いページが多かったので、今回は画像メインにしてみた。
ここまでの事故、、僕は何も、言えることがない。